遠心面の歯石取り(OJT)【活動日記】
皆さま、こんにちは。
OJT(On-the-Job Training)とは、
仕事をしながらおこなう訓練という意味
実務を通して必要なスキルや知識を学ぶための取り組みのことです
今日は「遠心面に付いた歯石の取り方」についてトレーニングを行いました
実際の患者さんの歯石を取る前にまずはマネキンでトレーニング!
マネキンを実際の患者さんだと思って事前に練習をしてもらっています
SRPで難しいのは“遠心面”⁈
「遠心が苦手なんです💦」
研修先の歯科医院でよく耳にする言葉です
実は私自身も遠心面の歯石取りが大の苦手でした
ではどうして遠心面は難しいのでしょうか?
それは
近心に比べて器具の操作が制限されるから
患者さんのお口は奥に行くほど、開口量が減るので器具が入れにくくなります
歯軸の方向にスケーラーを動かそうとすると、ほかの歯にスケーラーのハンドルがぶつかってしまい操作が難しいのです
歯周ポケットが深いと、さらに難しくなります💦
ではどうすれば取れるようになるのでしょうか?
ポイントは次の3つ
①ポジショニング
②患者さんの顔の向きの調整
⓷レストの指の強化
(もちろんシャープニングされたスケーラーを使います!)
多くの歯科衛生士はサイドからバックの位置で歯石取りをしています
それをフロントに変えるだけでも歯石にアタックしやすくなります
また、患者さんの顔の向きを変えることで、自身の体幹が崩れるのを防ぎ身体全体を使って
歯石を取ることができます
指先だけで取るのではなく、腕や肩、背中の力を使うのです
そして、歯石取りの支点となるレストの指
支点となる指がしっかりと固定されていて初めて、硬い歯石を弾くことができるのです
文章では、なかなか伝わりにくいですが
これらは
マニュアルや知識だけでは身に付けることが難しい実践的なスキルになります
OJTでしか得られない実践的なスキルを教えることで、患者さんの口腔内の改善につなげ
患者さんに選ばれる歯科医院作りのお手伝いをしております
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お待ちしています。